即位とは?践祚や大嘗祭との違い・儀式の全手順と継承ルールを徹底解説

即位とは?践祚や大嘗祭との違い・儀式の全手順と継承ルールを徹底解説

即位とは?践祚や大嘗祭との違い・儀式の全手順と継承ルールを徹底解説の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

即位(そくい)とは、皇位を継承して正当な天皇の位に就くことを意味します。漢字の成り立ちを見ると、「位(くらい)」に「即(つく)」と書く通り、国家の象徴たる最高位への着任を指す言葉です。

ここで多くの人が混同しやすいのが「践祚」と「即位」の違いです。歴史的な定義として、「践祚」は先代の崩御や譲位に伴い皇位そのものを受け継ぐ行為であり、「即位」は皇位に就いた事実を内外に広く宣言・公布する儀礼を指していました。明治時代に制定された旧皇室典範では両者が明確に区別されていましたが、現行の皇室典範では践祚の語が用いられず、皇位継承のプロセス全体を包含して「即位」と表現されるケースが一般的です。

また、「即位」と「退位(譲位)」の対比も重要です。退位は在位中の天皇がその地位を退くことであり、即位はその地位を受け継ぐことです。2019年4月30日の上皇陛下の退位と、翌5月1日の天皇陛下(今上天皇)の即位は、憲法に基づく特例法によって実現した約200年ぶりの歴史的な代替わりとなりました。

なお、即位を英語で表現する場合、一般的には「accession to the throne」(皇位への着任)や「enthronement」(即位の礼・戴冠に相当する儀礼)が使われます。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。