剣道における打突技は、全日本剣道連盟が定める基本体系に基づき、自ら能動的に攻め崩して打つ「仕掛け技」と、相手の技を引き出して反撃する「応じ技」の2大カテゴリーに大別されます。打突部位は面技・小手技・胴技・突き技の4つに限定されており、これらに対してどのような攻防の文脈で打突を成立させるかが技のバリエーションを形成します。
仕掛け技の種類には、一拍子で相手の隙を捉える「基本技(一足一刀の間合いからの直撃)」のほか、相手の竹刀を左右上下から叩いて中心を奪う「払い技」、相手の構えを外す「担ぎ技」、フェイントを交えた「引き出し技」、そして一撃目が防がれた瞬間に次打を繰り出す連続技(二段技・三段技)が含まれます。
一方の応じ技は、相手が打ってきた打突をかわす、あるいは竹刀を操作して無力化させた瞬間に打ち返す高度な技術体系です。代表的なものとして「すり上げ技」「返し技」「打ち落とし技」「抜き技」が存在し、防御と攻撃が表裏一体となった日本武道ならではの合理性が凝縮されています。