時を経て、この二大巨頭の魂を現代的な視点で再構築したのが庵野秀明だ。『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』と立て続けに放たれた作品群は、オリジナルへの偏執的なまでの愛と、現代社会を鋭く批評する視線が同居した怪作となった。
さらにそこから派生した「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」の胎動は、企業間の垣根を完全に無効化し、ファンが長年夢見た世界観の越境を再びビジネスの最前線へと押し戻した。昭和の怪獣・変身ブームを知らない若い世代をも巻き込み、過去の遺産を未来の知的財産へと昇華させる試みは、カルチャーの再定義として極めて鮮烈だ。