「自分の車や家屋に隣の木が倒れてきたらどうなるのか?」——この疑問は、多くの市民にとって切実な問題だ。法律上、倒木による被害の責任所在は「その樹木が誰の所有物か」および「管理に過失があったか」によって大きく分かれる。
公道の街路樹が倒れて被害が出た場合、市や県の道路管理者に管理上の過失(国家賠償法第2条の瑕疵)が認められれば、損害賠償が請求できる可能性がある。一方、不可抗力と言えるほどの超大型台風や記録的突風による倒木の場合、賠償責任が認められないケースもあるため、自身の自動車保険(車両保険)や火災保険の飛来・風災補償の契約内容をあらかじめ確認しておくことが不可欠だ。