気象庁震度階級は、人が感じる揺れの強さや周囲の状況に応じて「震度0」から「震度7」までの10段階(震度5弱・5強、震度6弱・6強を含む)で区分されている。しかし、数字の大小だけで安心することはできない。
近年、特に警戒が強められているのが、超高層ビルや大型構造物を大きく揺らす「長周期地震動」だ。震源から数百キロメートル離れた都市部であっても、高層階では周期の長い揺れが増幅され、立っていられないほどの激しい横揺れが数分間続くことがある。地表の震度が「3」や「4」と発表されていても、高層階の内部では家具が吹き飛び、ドアが変形して閉じ込められる事態が発生する。
震度計が設置された地面の計測値だけでなく、自身がいる建物の構造や階層に応じた固有の揺れ特性を理解しておく必要がある。