この騒動は単なる男女のスキャンダルにとどまらず、政治不信を加速させる重大な事件へと発展しました。当時、橋本健氏は既婚者であり、2人の子どもを持つ父親でした。メディア取材に対して橋本氏は「婚姻関係はすでに破綻していた」と弁明したものの、元妻側の親族や代理人からは「破綻などしていなかった」と猛反発を受け、橋本健元市議による略奪愛との批判が一層強まりました。
さらに事態を決定づけたのが、橋本氏の金銭スキャンダルです。不倫報道を契機に身辺調査が進んだ結果、政務活動費の不正受給問題が発覚しました。架空の市政報告チラシ印刷費などを請求し、約690万円を不正に詐取していたことが露見したのです。
橋本氏は2017年8月に神戸市議を辞職し、後に詐欺罪で在宅起訴され、懲役1年6か月・執行猶予4年の有罪判決を受けました。政治生命を完全に絶たれた橋本氏は、同年後半に元妻との離婚調停を進め、多額の慰謝料や養育費の支払いに合意して正式に離婚が成立しました。