最悪のシナリオは、単発のミサイル攻撃ではない。数十発の弾道ミサイル、巡航ミサイル、そして極超音速兵器を同時に撃ち込む「飽和攻撃」だ。いかに優秀な防空システムであっても、同時に処理できる目標数には限界がある。
米海軍関係者の間では、グアムが「第二の真珠湾」になりかねないという危機感が現実味を帯びている。防空レーダーの死角を突く低空飛行の巡航ミサイルと、高高度から超高速で落下する弾道ミサイルが組み合わされたとき、現在の迎撃成功率はどこまで維持できるのか。軍事シミュレーションの結果は、決して楽観視できるものではない。