伊勢志摩ライナーとして親しまれている車両は、1994年の志摩スペイン村開業に合わせて導入された「近鉄23000系電車」です。リニューアルを経て、現在は太陽の光をイメージした「イエロー(サンシャインイエロー)」編成と、情熱的な太陽をイメージした「レッド(サンシャインレッド)」編成の2カラーが運用されています。
鉄道ファンの間やSNSで「赤と黄色で車内設備や料金に違いがあるのか」という疑問が度々上がりますが、車体カラーによる車内設備や座席レイアウト、料金の差異は一切ありません。どちらの編成であっても、デラックスカー、サロンカー、レギュラーカーの構成は共通です。
先頭車両の運転席後方には大型の前面展望窓が設けられた「パノラマデッキ」があり、迫力ある前面展望を誰でも立ち寄って楽しめます。流線形のシャープなノーズデザインと相まって、伊勢志摩の豊かな自然の中を駆け抜ける姿は、今なお色褪せない名車としての風格を放っています。