京都のコースについて、現場のジョッキーたちはどのような感覚を抱いているのでしょうか。淀のコースを知り尽くす武豊騎手は、数々のインタビューや手記において、京都の第3コーナーについて「下り坂で馬の脚勢に任せてしまうと、直線に向いた時に余力がなくなってしまう。いかに坂の頂上で馬をリラックスさせ、下りで我慢を教えられるかがすべて」という趣旨の技術論を繰り返し語っています。
また、関西の競馬専門紙トラックマンの証言によると、改修後の路盤について興味深い見解が一致しています。
「昔の京都は開幕週なら前に行くだけで勝てる『超高速インベタ馬場』だった。しかしリニューアル後は、芝の根っこがしっかり張り巡らされたため、馬場全体が均一に締まっている。時計は速いが出走馬のパワーを要求するようになり、ただ逃げるだけの非力なスピード馬は、直線平坦とはいえ最後の50mで脚色が鈍る」
さらに、ファンが集うSNSや大手掲示板の検証スレッドでも、「改修後はイン突きを狙った騎手が前壁で詰まるシーンが増えた」「外回りの差し馬が以前ほど外に大きく膨らまなくなった」という書き込みが目立ちます。4コーナーのカーブ形状がわずかに緩やかに改良されたことで、外を回る馬の遠心力ロスが軽減され、差し馬にもフェアな舞台へと変貌を遂げているのです。