インターネット上の検索窓に「京都両洋高校」と打ち込むと、過去のサジェストワードや掲示板の書き込みに「荒れているのではないか」「やばい高校なのか」といった不穏な噂が残存していることがあります。しかし、教育ジャーナリズムの観点から歴史的経緯を紐解くと、これらは完全に前世紀の遺物であり、現在の実態とは著しく乖離していることが分かります。
同校は昭和後期から平成初期にかけて、男子校時代の名残から生徒指導に追われる局面が存在したのは事実です。しかし、1987年の共学化、そして2000年代以降のコース改革と女子生徒の積極的な受け入れを契機に、校風は劇的に一新されました。現在では生徒総数約1,300人規模のうち女子生徒の比率が大きく伸長し、明るく活気にあふれたスクールカラーが定着しています。
また、卒業生の顔ぶれも同校の変遷を物語っています。元プロ野球選手の大野雄大投手を筆頭に、多数のプロアスリートを輩出してきた伝統的なスポーツ教育に加え、近年ではメディア関係者、クリエイター、音楽家など、個性を武器に多方面で活躍する卒業生が目立っています。「かつての体育会系男子校」という固定観念は、教育関係者の間では完全に過去のものとして認識されています。
現代の受験生や保護者がネットの古い噂に惑わされないためには、オープンキャンパスや学校説明会に直接足を運び、在校生の表情や校内の清掃状態、教員の接遇態度を自らの目で確かめることが何よりも不可欠です。