清水寺へ向かう市バスのアナウンスを聞いていると、「五条坂」の次に「清水道」が案内されます。隣接する2つのバス停ですが、実際の歩行環境や観光の満足度には大きな差が生まれます。
五条坂バス停は大型観光バスの乗降場が近くにあり、団体ツアーの観光客が多く利用します。五条坂の車道沿いは道幅が広いものの交通量が多く、清水寺の参道(松原通や茶わん坂)へ合流するまでの前半区間はやや無機質な上り坂が続きます。また、急勾配の坂を一気に登る感覚になるため、足腰への負担を感じやすいルートです。
一方の清水道バス停で下車した場合、東大路通から一歩入るとすぐに歴史ある街並みが広がります。清水寺の表参道である松原通へダイレクトに接続できるほか、法観寺(八坂の塔)を望む八坂通へもスムーズにアクセス可能です。お土産屋や甘味処が軒を連ねる賑やかな通りを歩きながら登れるため、体感的な距離や疲れを感じにくいという大きなメリットがあります。
結論として、京都らしい風情を味わいながら食べ歩きやお土産探しを満喫したい個人旅行者には、清水道での下車を強く推奨します。