納得のいかない世論は、ただ指をくわえて見ているわけではない。被害者側、あるいは市民団体による「検察審査会」への申し立てが準備されているという情報がある。検察審査会は、一般市民から選ばれた審査員が、検察の不起訴処分が妥当であったかどうかを審査する制度だ。
もしここで「起訴相当」の議決が出れば、検察は再捜査を余儀なくされ、最悪の場合は強制起訴に至る可能性もある。かつての政治資金スキャンダルや官僚の汚職事件でも、この制度が検察の暴走や怠慢を抑止する最後の砦となってきた。今回もまた、市民の常識が司法の判断を覆すかどうかに注目が集まる。