近年の日韓関係は、安全保障協力を軸に急速な改善を見せている。シャトル外交が復活し、経済協力も活発だ。しかし、水面下では依然として冷ややかな空気が漂う。その源流にあるのが、やはり歴史認識の溝だ。
ソウルや東京の街頭で若者にインタビューを試みると、驚くほどの温度差に直面する。韓国の若者は「解決済みの問題ではない」と語り、日本の若者は「なぜ何度も蒸し返されるのかわからない」と首をかしげる。政治的な合意がいかに進もうとも、国民感情の底流にある不信感は消えていない。報道が植え付けた初期イメージの強烈さを物語る現象だ。