所属事務所から発表された死因は「急性心不全」。心臓の機能が急速に低下し、全身に血液を送り出せなくなる状態だ。冬場に多いヒートショック現象などが浴槽内での急死の原因としてよく挙げられるが、平さんが亡くなったのは10月下旬。少し肌寒くなり始めた季節だった。
舞台俳優としての平さんは、常に強靭な肉体と声を維持するために過酷なトレーニングを自身に課していた。限界まで自分を追い込むストイックな姿勢が、知らず知らずのうちに心臓に負担をかけていたのではないかとも囁かれている。しかし、それこそが彼の「役者としての生き様」そのものだった。