デジタル配信やサブスクリプションサービスが音楽市場を支配する2026年現在も、山下達郎は自身の音源のストリーミング解禁に対して慎重な姿勢を崩していない。音楽はフィジカルで聴くべきだという彼の信念は、一見すると時代遅れに思えるかもしれない。しかし、その頑ななこだわりが、逆に彼らの音楽の価値をプレミアムなものに高めている側面は否定できない。
一方で、竹内まりやの楽曲は一部プラットフォームで解禁されており、グローバルなリスナーとの接点となっている。この方針の違いについても、二人の間で冷徹な議論が交わされた結果だという。お互いの音楽的信念を尊重しつつ、ビジネスとしての着地点を見出す。ここにも、大人のパートナーシップのあり方が垣間見える。