流し馬券を使いこなす第一歩は、暗算レベルで点数を把握することだ。購入点数の計算式は決して難しくない。
馬連やワイドで1頭軸にして相手を$n$頭選ぶ場合、点数はそのまま「$n$点」となる。相手が5頭なら5点。実に明快だ。
これが3連複の1頭軸になると、計算式は「$n \times (n - 1) \div 2$」となる。相手が5頭なら$5 \times 4 \div 2 = 10$点。相手が6頭なら15点だ。ボックスなら6頭で20点必要なところを、流しにするだけで点数を25%も削減できる。
さらに破壊力のある3連単1頭軸流し(1着固定)の場合、点数は「$n \times (n - 1)$」だ。相手5頭で20点、6頭で30点。マルチ(軸馬が2着や3着でも的中となる買い方)にすれば点数は3倍に膨らむため、1着固定で勝負できるレースを見極める選美眼が勝敗を分ける。
点数を絞り込んだら、均等買いを捨てることだ。オッズ10倍の組み合わせとオッズ80倍の組み合わせに同じ1,000円を投じるのは非効率極まりない。合成オッズを意識し、的中時の払戻額が均等になるよう傾斜をつける。あるいは本線に7割、抑えに3割とメリハリをつける。この資金配分を徹底するだけで、年間回収率は驚くほど跳ね上がる。