精索静脈瘤の症状と男性不妊の真実|鈍痛やしこりの見極め方と治療最前線に関する最新の話題を分かりやすく解説いたします。
精索静脈瘤は、世界保健機関(WHO)の基準に基づき、触診および視診所見によって以下の3つのグレード(および超音波のみで判明するサブクリニカル)に分類されます。
重症度グレード身体所見・診断基準精液所見への悪影響編集部の推奨アクションSubclinical(潜在性)視診・触診では触れず、カラードップラー超音波検査でのみ逆流が確認できる状態。軽微または個体差あり精液検査に異常がなければ定期的な経過観察が基本。グレード1(軽度)通常時は触れず、息を止めてお腹に力を入れた時(バルサルバ手技)にのみ瘤状の血管が触れる。中等度の低下リスク精液検査を実施し、パラメータ悪化や挙児希望があれば治療検討。グレード2(中等度)外見上はわからないが、腹圧をかけない安静時でも触診で明らかな血管のコブが触れる。高い頻度で悪影響あり妊娠を希望する場合は積極的な手術適応となるケースが多い。グレード3(重度)触れるまでもなく、立位で目視しただけで陰嚢表面にボコボコと浮き出る血管の腫れが確認できる。精巣萎縮・精子死滅のリスク極大将来の妊孕性維持や疼痛改善のため、早期の手術治療を強く推奨。
自身で簡易的に状態を把握するための精索静脈瘤 セルフチェック法として、入浴時などの温かい環境で立ち上がった状態で行う方法が推奨されます。冷たい環境では陰嚢の筋肉(肉様膜)が収縮して血管が隠れてしまうため、浴室が最も適しています。鏡の前で立ち、左右の睾丸の大きさに明らかな差がないか、皮膚表面に蛇行した血管がないかを観察します。続いて、指先で睾丸の頭側(上部)の索状組織を優しく挟み、息を吸ってお腹にグッと力を入れた瞬間に、血管がグニュッと膨らむ感触があるかどうかを確認してください。左側に明らかなふくらみを感じる場合は、グレード1以上の疑いがあります。