アニメ版で鯉登少尉を演じたのは、実力派声優の小西克幸氏です。和歌山県出身の小西氏にとって、縁のない薩摩弁を、しかも「超早口かつ感情を爆発させながら」演じる作業は並大抵の難易度ではありませんでした。
制作現場には専任の方言指導スタッフが入り、イントネーションや発音の細部に至るまで徹底的な監修が行われました。小西氏はインタビュー等でも「収録前に方言指導の音源を何度も聴き込み、口が回るまで徹底的に反復練習した」と語っており、その凄まじいプロ根性が劇中の鬼気迫る名演を生み出しました。
また、父親である鯉登平二海軍少将を演じたベテラン声優・大友龍三郎氏の重厚な薩摩弁との掛け合いも見事であり、名家・鯉登親子の威厳と独特の空気感を完璧に再現しています。