長年にわたりお茶の間に気象情報を届けてきたベテラン気象予報士の森田正光氏は、こうした季節の移行期における天候予測の難しさを次のように語る。「春や秋の変わり目は高気圧と低気圧の交代スピードが速く、数値予報の計算結果にも振れ幅が生じやすい」という。
森田氏によれば、コンピューターが弾き出すシミュレーションデータだけに頼るのではなく、実際の風向きの変化や海面水温の動向を熟練の眼で複合的に読み解く気象予報のプロセスが不可欠だ。プロの解説に耳を傾けることで、単なるパーセンテージの数字の裏に隠された「雨の降り方の質」や「体感温度の変化」を正しく見極めることができる。