旧渋谷川遊歩道路の歴史と現在!裏原宿キャットストリートの変貌を追う

旧渋谷川遊歩道路の歴史と現在!裏原宿キャットストリートの変貌を追う

旧渋谷川遊歩道路の歴史と現在!裏原宿キャットストリートの変貌を追うを徹底追究! 読者が気になる 重要ポイントを分かりやすく展開します。

原宿・神宮前から渋谷へと続く裏原宿ファッションストリートの中核、キャットストリート。この道が一般的な道路と決定的に異なるのは、車道のような直線的な区画整理がされておらず、自然な川のうねりをそのまま残した美しいカーブを描いている点です。

江戸時代から昭和初期にかけて、この一帯は「隠田(おんでん)」と呼ばれ、渋谷川の清流を利用した精米・製粉用の水車がいくつも稼働していました。葛飾北斎の『冨嶽三十六景 隠田の水車』にも描かれたのどかな水辺の情景は、戦後の高度経済成長期を経て一変します。東京の急速な都市化に伴う水質悪化や衛生面の問題から、川はコンクリートのボックスカルバートで蓋をされ、地上から姿を消しました。

1977年に歩行者優先の遊歩道として整備されると、車が通らない静けさと手頃な賃料に惹かれた若手デザイナーやクリエイターが次々にアトリエや古着店を出店。1990年代には「裏原宿(ウラハラ)」ブームが巻き起こり、川の跡地は世界が注目するストリートファッションの聖地へと劇的な転身を果たしたのです。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。