小兵とまではいかないものの、現代の大型力士がひしめく幕内において、若隆景の体格は決して恵まれているわけではありません。その体躯で巨漢力士を圧倒できる理由は、卓越した身体操作と研ぎ澄まされた技能にあります。
基本データと特徴は以下の通りです。
【若隆景 渥(わかたかかげ あつし)プロフィール】
・本名:大波 渥(おおなみ あつし)
・生年月日:1994年12月6日
・出身地:福島県福島市
・出身校:学校法人石川高校 → 東洋大学法学部
・所属部屋:荒汐部屋
・得意手:おっつけ、右四つ、左下手
・身長・体重:約180cm / 約133kg
最大の武器は、立ち合いの低さと強烈な「おっつけ」です。相手の脇の下へ鋭く腕を差し入れ、上体を起こしながら前に出る技術は角界屈指の完成度を誇ります。2026年春場所での幕内最高優勝(新関脇での優勝は双葉山以来86年ぶりの快挙)を成し遂げた際も、技能賞の常連にふさわしい技のデパートぶりを存分に見せつけました。怪我を経て相撲の圧力とスピードがさらに融合し、技術派としての円熟味を増しています。