男性陣の歩みもまた、激動そのものだ。吉本興業の看板芸人として数々の生放送や大型特番を回し続ける今田耕司。ダウンタウンの背中を追いかけた若手時代から、今やひな壇の若手を巧みに活かすMC界の重鎮となった。独身貴族としてのキャラクターを貫きつつ、劇場の空気感を熟知した彼の間合いと反射神経は、今なお衰えを知らない。
一方、かつてアイドルの頂点に君臨した東山紀之は、芸能史に残る大きな転換点において重責を担うこととなった。プレイヤーとしての華々しい実績から、組織の激震と向き合う立場へのシフト。批判や葛藤が渦巻くなかで下された決断と引退劇は、昭和から続く巨大なエンタメ帝国の黄昏と、ひとつの時代の終焉を象徴していた。同じ世代でありながら、お笑い界のトップランナーと旧王道のトップアイドルが辿った対照的な軌跡は、この世代が背負った運命の重さを物語っている。