記憶を取り戻したウェザーは危険な復讐者へと変貌したように見えましたが、その本質には人間としての尊厳と高潔さが宿っていました。プッチを追う道中で行動を共にしたナルシソ・アナスイに対し、ウェザーは自らの運命を受け入れた者だけが放つ圧倒的な決意を示します。
プッチの策略により目が見えない状態に追い込まれながらも、アナスイのスタンド「ダイバー・ダウン」の潜入能力と連携し、空気の摩擦や血の造形を駆使してプッチを追い詰める戦闘は、作中屈指の頭脳戦として名高いシーンです。
そしてウェザーが命を落とした際、彼が遺したスタンドDISCこそが、後の世界の命運を握る最大の鍵となりました。ウェザーは死の間際、自分がプッチを倒せなかった場合を見越し、自身のスタンドをDISCとして具現化。それは単なる力ではなく、「自らの悪縁を断ち切り、未来を生きる仲間へ託す希望」そのものでした。
このDISCは徐倫の手を経て、最終決戦でエンポリオ・アルニーニョの手に渡ります。「時の加速」によって神のごとき存在となったプッチ神父に対し、エンポリオはウェザーのDISCを自らに挿入。純粋酸素による攻撃でプッチを完全に粉砕し、ウェザーの怨念と徐倫たちの祈りは見事に成就することとなりました。