ボツリヌス菌の毒素が赤ちゃんの体を蝕み始めるとき、最初に現れるサインは非常に静かだ。最も顕著な初期症状は「3日以上続く頑固な便秘」である。普段と比べて極端に排便回数が減り、お腹が張っている様子が見られたら注意しなければならない。
病勢が進行すると、神経麻痺症状が全身へと広がっていく。小児科専門医によると、哺乳力が急激に落ちてミルクを吸う力が弱くなる、泣き声が小さく弱々しくなる、首のすわりが急に悪くなり「ぐったり」と力が入らなくなるなどの変化が典型的だ。最悪の場合、呼吸筋が麻痺して呼吸困難に陥り、命を落とす危険性がある。いつもと違う違和感を覚えたら、一刻も早く医療機関を受診する決断が必要だ。