23年間にわたり司会台の主として君臨した五代目三遊亭圓楽。「星の王子さま」を自称する軽妙なボケと、回答者を包み込む豪快な笑い声は、日曜夕方の象徴的な風景だった。落語協会を離れて円楽一門会を創設するなど波乱万丈の生涯を送り、晩年は脳梗塞や胃がんと闘いながら番組を牽引。2009年秋に肺がんで世を去るまで、弟子たちの育成と寄席文化の守護に全霊を捧げた。
一方、「チャラ〜ン!」「1、2、3、チャラ〜ン!」の絶叫でお茶の間を明るく照らし続けたのが林家こん平だ。落語協会の理事としても奔走し、番組きってのエナジー源だった彼は、2004年に手足の自由や言語機能を奪う難病「多系統萎縮症」を発症。過酷なリハビリ生活のなかでも決して笑顔を絶やさず、愛弟子の林家たい平へとオレンジ色の着物を託した。2026年に誤嚥性肺炎で息を引き取るまで、病床から発信し続けた生き様は全国の患者やファンを力強く鼓舞した。