『Last Dance』を語る上で欠かせないのが、バンドが本格的に世界進出を果たしたアルバム『35xxxv』の存在です。日本国内盤として2015年2月11日にリリースされた『35xxxv』はオリコン週間チャート1位を獲得しましたが、同曲は当初の国内盤には収録されていませんでした。アメリカのワーナー・ブラザース・レコードおよび名門レーベルFueled by Ramenとの契約を経て、2015年9月25日に世界同時リリースされた『35xxxv Deluxe Edition』の14曲目として、新曲『The Way Back』と共に追加収録された経緯があります。
プロデューサーには、本場アメリカのロックシーンを牽引するジョン・フェルドマンをはじめとする世界的エンジニア陣が参画。バンドが従来のラウドロックやエモの枠組みを超え、スタジアムクラスのスケール感を持つオルタナティブ・ロックへと飛躍する転換点に生まれた楽曲こそが『Last Dance』でした。ONE OK ROCK 35xxxv 収録曲の中でも、過度な歪みを抑えた研ぎ澄まされた音響空間と、ストリングスやエレクトロニックな質感を巧みに融合させたアレンジは、その後のバンドのサウンドデザインに決定的な影響を与えています。