スクリーンに広がる異空間の映像美は、まさに圧巻の一言だ。アニメーション制作を手がけたufotableは、手描きアニメの繊細なニュアンスと最先端の3DCG技術を極限まで融合させた。どこまでも続く畳の部屋、上下左右が不規則に入れ替わる独特の空間構造が、圧倒的な臨場感をもって観客へ迫る。
劇場内の音響効果も格段に進化している。畳が擦れる微かな音、巨大な木造構造物が軋む重低音。これらが全方位から押し寄せ、観客自身が怪異の空間に迷い込んだかのような錯覚を起こさせる。都内の映画館で観賞を終えた20代の男性は、「画面の密度が凄すぎて、息をするのも忘れるほど没入した。映画館で観るべき最高峰の作品だ」と興奮気味に語った。