菊池風磨の頭脳を語る際、真っ先に挙がるのが慶應義塾大学環境情報学部を卒業したという輝かしい学歴だ。しかし、彼が「頭がいい」と評される本質は、ペーパーテストで測れるような学力だけに留まらない。
彼が真価を発揮するのは、一瞬の判断が生死を分けるスタジオの現場だ。場の空気をミリ単位で読み取り、絶妙な間とフレーズで笑いや共感を生み出す即興力。相手の期待の斜め上を行くワードセンス。これらは高度な客観視と、脳内でいくつものシナリオを瞬時に組み立てる情報処理能力があってこそ成し得る技だ。単なる「勉強ができる人」ではなく、「現場で勝てる頭脳」を持っている点に彼の真骨頂がある。