まちづくりの精神的な背骨となっているのが、世界的な建築家である安藤忠雄氏の哲学だ。氏が提案してきた「緑豊かなコンクリートと光の調和」という美学は、殺伐としがちな都市空間に深い呼吸と文化的な情緒をもたらしている。街区の各所に配置されたパブリックアートや緑化空間は、市民や旅行者がふと足を止めて思索に耽るための余白を生み出した。
コンクリートのジャングルと揶揄された過去の都市構造へのアンチテーゼとして、建築と自然の対話がここには結実している。大阪府が推進する環境先進都市構想とも力強く合致し、環境負荷の低減とデザイン美の追求がハイレベルで両立されているのだ。