1970年代、デザイン界に強烈な衝撃を与えた傑作がある。黒とステンレスの対比が美しい「GOMシリーズ」だ。ゴムという素材が持つ特有の手触りと、金属の持つ張り詰めた冷涼感。相反する素材を融合させたこの卓上小物のコレクションは、日常の道具に詩的な情感をもたらした。
この作品は世界的な評価を獲得し、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のパーマネントコレクション(永久収蔵品)に選定される快挙を成し遂げた。ニューヨーク近代美術館(MoMA)のコレクションに加わったことで、彼の表現は単なる工業製品の枠を超え、現代美術としての普遍性を獲得したと言える。当時のNYの批評家たちが「東洋の静寂と近代の技術が見事に融合した」と絶賛したエピソードは、今なお語り継がれている。