試合が大きく動いたのは5回裏の攻撃だった。それまで相手投手の緩急をつけた投球に苦しんでいたジャイアンツ打線だったが、ワンアウトからランナーを二塁に置く絶好の好機を迎える。ここで打席に立ったのは、粘り強さが光るクリーンアップ。カウント2-1からの甘いフォークボールを鋭く振り抜くと、打球は右中間を破る先制のタイムリー二塁打となった。
この1点がチームに大きな勢いを与え、続くチャンスでも追加点を奪うことに成功した。終盤8回には相手の猛追を受け1点差まで詰め寄られる緊迫した展開となったが、ベンチの素早い判断と野手陣の堅実な守備がピンチを救った。劇的な勝利の背景には、単なる個人のプレーにとどまらない、チーム全体で勝利をもぎ取るという強い執念があった。