「人間にとって心地よい日」が、必ずしも同行者やすべての趣味にとってベストとは限りません。SNS上のコミュニティ検証や現場での観察から、散歩の目的によって異なる注意点が見えてきます。
まず、犬の散歩日和における最大の落とし穴が「地表面温度」です。気温が23℃程度であっても、直射日光を受けたアスファルトは40℃〜50℃近くまで過熱することが環境省の熱中症関連データ等でも指摘されています。体高が低く地面からの放射熱をダイレクトに受ける愛犬にとって、人間が快適な春先・初夏の昼間は危険地帯と化します。手の甲をアスファルトに5秒間当てて熱くないか確認する「5秒ルール」や、早朝・日没後のルート選択が欠かせません。
一方で、ファインダー越しに街を切り取るカメラ散歩では、快晴だけでなく「薄曇り(高曇り)」の日こそが隠れた散歩日和と評されます。直射日光下では明暗差(コントラスト)が強すぎて白飛びや黒つぶれが起きやすいのに対し、適度な雲がある日は天然の巨大ソフトボックスとなり、路地の陰影や草花の柔らかな質感を美しく描写できるためです。