世界的な大ヒットとなったブラック・アイド・ピーズの『Just Can't Get Enough』は、2010年11月にリリースされた6枚目のスタジオアルバム『The Beginning(ザ・ビギニング)』に収録され、シングルカットされたエレクトロ・ポップバラードです。
それまでの彼らの代名詞であったアッパーでエネルギッシュなパーティーチューンとは一線を画し、抑制の効いたビートの上でファーギー(Fergie)とウィル・アイ・アム(will.i.am)が切ない心情を歌い上げます。歌詞の日本語和訳を見ていくと、多忙を極めるワールドツアーの最中、離れ離れになっている最愛の人を想う切実な孤独感が綴られています。
サビで繰り返される「Boy, I think about it every night and day / I'm addicted, wanna jump inside your love / I just can't get enough」というフレーズは、「昼も夜もあなたのことばかり考えている。完全に依存して、あなたの愛に飛び込みたい。いくら求めても足りないの」という、抑えきれない恋心を赤裸々に描写しています。終盤に向けてテンポが急激に変化し、ダンスビートへと加速していくドラマチックな構成も大きな聴きどころです。