寿都郡寿都町の歴史を語る上で欠かせないのが、江戸時代後期から明治・大正期にかけて日本海沿岸を席巻した「ニシン漁」です。当時、寿都は日本海航路の重要拠点として繁栄を極め、豪壮な「鰊御殿」が立ち並ぶ道内屈指の商業港でした。
しかし、昭和期に入りニシンが激減すると、町は新たな活路を模索することになります。そこで目をつけたのが、年間を通じて吹き荒れる強風という「地域の逆境」でした。
1989年、寿都町は全国の自治体に先駆けて自治体主導の風力発電事業をスタートさせます。日本海からの強い風を逆手に取り、クリーンエネルギーを生み出す先駆者となったことで、寿都町は「風力発電の町」として全国のエネルギー関係者から一目置かれる存在となりました。