今でこそ洋菓子界の巨匠として知られる鎧塚シェフですが、そのスタートは決して早いものではありませんでした。高校卒業後に一般企業へ就職したものの、23歳のときに一念発起して製菓専門学校へ進学。関西のホテルで基礎を叩き込んだ後、30歳で単身ヨーロッパへ渡航しました。
スイス、オーストリア、フランス、ベルギーの各地で8年間にわたる厳しい修行を重ね、ベルギーの老舗三ツ星レストラン「マルク・デュコブ」では日本人初のシェフパティシエに就任。確固たる実績を引っさげて2002年に帰国し、2004年に東京・恵比寿へ自身の店をオープンさせました。
実業家としての側面にも注目が集まります。複数店舗の売上や農園事業、メディア出演、企業プロデュースや講演活動などを総合すると、推定年収は数千万円から数億円規模に達すると見られています。しかし、利益の多くを自社農園の設備投資や厳選素材の仕入れ、スタッフへの還元に充てており、根底にあるのは飽くなきお菓子作りへの情熱です。