多摩センターのアイデンティティを語る上で欠かせないのが、屋内型テーマパーク「サンリオピューロランド」だ。株式会社サンリオの創業者である辻信太郎が掲げた「ソーシャル・コミュニケーション」の思想、すなわち誰もが仲良く助け合う社会の実現というビジョンが、このパークの隅々にまで浸透している。
世界中で愛されるハローキティをはじめとするキャラクターたちは、単なる娯楽の枠を超え、平和や友情のシンボルとして世界中の人々を結びつけてきた。テーマパーク・エンターテインメント産業が天候や環境変化への対応を迫られる現代において、全天候型の快適な空間で独自の世界観を提供するピューロランドの存在感は際立っている。駅の構内装飾にもキャラクターたちが登場し、改札を抜けた瞬間から訪れる者を物語の世界へと誘う。