かまめしどんがテレビアニメに初登場したのは、1989年6月19日放送の第36話Bパート「アンパンマンとかまめしどん」です。すでに登場していた「てんどんまん(CV:阪口あや)」に続く新たな丼ものキャラクターとして世に送り出されました。
彼を語る上で欠かせないのが、アニメ界の至宝・山寺宏一氏による東北弁(ズーズー弁調)の語り口です。「〜だべ」「〜だべさ」と語尾につく温かみのあるセリフは、山寺氏自身が宮城県出身であることから自然な発声とニュアンスが生かされ、スタジオ内のテスト収録で制作陣を唸らせたことで正式に採用された経緯を持ちます。
当時の制作関係者の証言によると、当初の脚本段階では標準語に近い泥臭いキャラクター設定だったものの、山寺氏が吹き込んだ土着的な訛りと軽妙なアドリブがキャラクターに圧倒的な生命力を吹き込みました。名バイプレイヤーとしての確固たる地位は、声優の職人技と演出陣の柔軟な判断が生んだ奇跡的なコラボレーションによるものです。