スマートフォンの画面を開けば、真偽不明の情報があふれかえっている。特にTikTokやX(旧Twitter)では、過去の予言書やオカルト掲示板の書き込みを引用し、「ミサイルが日本に落ちる日」を具体的に特定しようとする動画が数百万回再生される事態も起きている。
心理学者はこの現象を「社会的アノミー(無秩序状態)における防衛本能」と分析する。先行きの見えない不安な情勢において、人間はたとえ恐ろしい内容であっても「あらかじめ決められた運命(予言)」を知ることで、一時的な精神の安定を得ようとする傾向がある。つまり、予言の拡散は社会全体のストレス指数の高さを証明しているのだ。