ケニヤンを訪れる利用者の実に8割以上が注文すると言われるのが、名物の「アイミティー(アイスミルクティー)」です。一般的なカフェで提供されるアイスロイヤルミルクティーとは一線を画すその風味には、長年の研究に裏打ちされた明確な技術的根拠が存在します。
一般的なアイスミルクティーは、氷で急冷する際に茶葉のタンニンが結晶化して白く濁る「クリームダウン現象」を起こしやすく、香味がぼやけがちです。しかしケニヤンのアイミティーは、濃厚なコクと芳醇な香りを持つケニア産をはじめとする厳選茶葉を惜しみなく使用し、短時間で極めて濃密なティーベースを抽出。氷が溶けても最後まで薄まらない設計が施されています。
グラスに注がれたアイミティーは、美しい赤褐色の紅茶エキスとフレッシュなミルクが絶妙なバランスで溶け合っており、一口含むと上品な甘みと強い茶葉のパンチが口いっぱいに広がります。「甘いのに後味が驚くほどすっきりしている」と評される秘密は、あらかじめ加えられているシロップの糖度設定と、茶葉の持つ程よい渋みの相互作用にあります。この門外不出とも言える抽出バランスこそが、コンビニや大手コーヒーチェーンのミルクティーでは決して味わえない、強烈な記憶とリピート欲を生み出す源泉となっています。