「き・し・ち」が歪む側音化構音の原因とは?大人の改善法と訓練の全貌

「き・し・ち」が歪む側音化構音の原因とは?大人の改善法と訓練の全貌

「き・し・ち」が歪む側音化構音の原因とは?大人の改善法と訓練の全貌とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

日本語の正しい発音では、呼気(吐く息)が舌の中央を通って前方にまっすぐ抜けていきます。しかし、側音化構音では舌の奥や側面が上あごに過度に接触し、息が左右のどちらか一方(または両側)の奥歯の隙間から漏れ出る状態に陥っています。息が側面から擦れるように抜けるため、「キ」「シ」「チ」「ジ」などの音が「クチュ」「ヒ」「シィ」といった特有の歪んだ音に変化してしまうのです。

側音化構音の根本的な原因として、器質的な異常(口蓋裂や舌小帯の短縮など)がないにもかかわらず起こるケースが大半を占めます。発音を覚える幼児期に、たまたま舌を横に引き絞って音を出す癖が定着してしまい、脳と舌の筋肉がその誤った運動パターンを「正しい発音」として記憶してしまうことが主な要因です。特に口を横に引いて発音するイ列(き・し・ち・じ・に・りなど)の音で顕著に現れます。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。