しりとりをゲームとして捉えた場合、最も効率的な勝利条件は「相手が返せない音を押し付けること」です。日本語の単語構造上、「る」から始まる名詞は極端に少なく、外来語や専門用語を除けば数十語程度しか存在しません。そのため、きから始まるるで終わる言葉をストックしておくことは、最強の攻撃手段となります。
実戦で即座に使える「る」止めの代表例を以下に挙げます。
- きる(着る/切る):動詞を認めるルールであれば、2文字で即座に相手を詰ませる凶悪なワード。
- きせる(煙管):古風な喫煙具。名詞限定ルールでも文句なしに通る3文字の必勝手。
- ききわけのわるいこ(聞き分けの悪い子):長文を交えた変則ルールで場を沸かせる一手。
- キャンドル:外来語として広く定着している蝋燭(ろうそく)の別称。
- キャピタル:「首都」や「資本」を意味する経済・地理用語。
- キセル:前述の「きせる」のカタカナ表記。鉄道の不正乗車を指す俗称としても通用します。
- キンデル:ドイツ語圏由来の単語や固有名詞で、ニッチな知識対決で重宝します。
また、「る」攻め以外にも、相手の意表を突くきから始まるしりとり必勝ワードが存在します。それは「濁音・半濁音攻め」や「同音返し」です。
例えば、相手に「ぢ」「づ」などの激レア文字を渡す「きづち(木槌)」や、相手から受け取った「き」をそのまま相手に投げ返す「きつつき(啄木鳥)」「きき(危機/機器)」は、相手の想定プランを完全に狂わせます。同音返しを受けると、相手は連続して同じ頭文字の単語を捻り出さなければならず、語彙の枯渇を誘発できるのです。