ザ・ぼんちが辿ってきた歴史は、日本の演芸史そのものと言っても過言ではありません。二人が駆け抜けてきた主な足跡を振り返ります。
1970年代初頭にコンビを結成した二人は、1980年に巻き起こった空前の「MANZAIブーム」で一世を風靡しました。「おさむちゃんでーす!」「そうなんですよ川崎さん」といった強烈なギャグフレーズとハイテンションな掛け合いで爆発的な人気を獲得。1981年にはレコード『恋のぼんちシート』が約80万枚の大ヒットを記録し、漫才師として史上初めて日本武道館で単独コンサートを開催するという前代未聞の快挙を成し遂げました。
しかし、ブームの熱狂と多忙によるすれ違いから1986年に一度コンビを解散。おさむは俳優やジャズシンガーとしてテレビドラマ(『はぐれ刑事純情派』等)や舞台で個性を発揮し、まさと氏は亀山房代とのコンビ「里見まさと・亀山房代」で上方漫才大賞を受賞するなど、それぞれピンの芸人として確固たる地位を築きました。
転機となったのは2002年。16年の歳月を経て「もう一度二人で漫才をやろう」と意気投合し、コンビを再結成。円熟味と変わらぬスピード感を融合させた唯一無二の漫才スタイルを再構築しました。