2人の距離を決定的に縮めた舞台が、フジテレビ系列で放送されていた『アウト×デラックス』である。独特の価値観を持つ個性派ばかりが集まるこの場所で、彼らは異彩を放っていた。
ヘビースモーカーで歯に衣着せぬ毒舌を放つ淡路恵子。対する栗原類は、極度に控えめで自信を持てない若者。普通なら会話すら成立しないような組み合わせが、いざ同じ空間に並ぶと絶妙なバランスを生んだ。彼女の豪快な一言に栗原が小さく頷き、栗原の独特な発言に淡路が豪快に笑い飛ばす。予定調和を嫌うトーク番組において、そのやり取りは奇跡的な心地よさを生み出していた。