1970年代から90年代にかけて、テレビ朝日『アフタヌーンショー』や『モーニングショー』、そして日本テレビの『ルックルックこんにちは』といったワイドショーが圧倒的な視聴率を誇っていた。まさに、お茶の間の世論を動かす情報源としてのワイドショー黄金期である。
その熱気あふれるスタジオと突撃現場の最前線で活躍した梨本は、テレビというメディアが持つ即効性と爆発力を最大限に活用した。しかし、同時にテレビ局内部で急速に進行するスポンサーや大手事務所への配慮に対しても、強い危機感を抱いていたという。画面越しに見える過激な追及劇は、テレビ局の自主規制枠を突き破ろうとするギリギリの闘いでもあったのだ。