他派閥が次々と看板を下ろすなか、志公会だけは岩盤のような統率力を維持している。自民党の伝統的な派閥政治が崩壊したと言われる現在でも、彼らの強固なスクラムは異彩を放つ。毎週木曜日の派閥総会には所属議員が勢揃いし、ボスの一言に耳を傾ける光景が続く。
「数は力、力は金」というかつての派閥力学とは一線を画す。所属議員が口を揃えるのは、危機における指導力への全幅の信頼だ。若手議員の選挙区事情から公認問題に至るまで、細部に目を配る面倒見の良さが求心力の源泉となっている。分裂劇の噂が立つたびに引き締めを行い、結束をより強固にしていく手腕は、まさに職人芸の領域と言える。