境内に一歩足を踏み入れると、巨大な木魚の原形である「開梆(かいぱん)」が目を引く。お腹を打つことで刻を告げるこの木魚は、今なお現役として毎日その音色を境内に響かせている。大雄宝殿をはじめとする伽藍群は、国の重要文化財に指定された壮大な建築美を誇り、龍の頭部や身体に見立てた境内配置は風水思想に基づいた緻密な設計である。
現在、大きな注目の眼差しが注がれているのが、通常は立ち入ることができない「一般未公開エリア」の特別鑑賞だ。厳重に管理されてきた奥深き書院や非公開の蔵には、隠元禅師が携えてきた未解読の古文書や中国から伝来した貴重な仏像群が今も大切に保管されている。2026年、文化保護と公開の両立を図る新たな試みとして、人数限定のガイドツアーなどで特別解禁される機会が増加しており、歴史ファンや建築マニアの間で熱狂的な話題を呼んでいる。