くも膜下出血後の命を脅かす「脳血管攣縮」とは?症状と最新治療

くも膜下出血後の命を脅かす「脳血管攣縮」とは?症状と最新治療

くも膜下出血後の命を脅かす「脳血管攣縮」とは?症状と最新治療の背景について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

脳血管攣縮は、くも膜下出血を起こした直後には現れません。一般的に出血後4日目頃から始まり、7日〜10日目にピークを迎え、およそ14日〜21日頃にかけて徐々に終息するという特有のタイムコースをたどります。

脳のどの領域の血管が狭窄するかによって現れる症状は多岐にわたりますが、代表的な初期サインには以下のようなものがあります。

・意識レベルの変動:受け答えが曖昧になる、呼びかけに対する反応が鈍くなる、強い傾眠傾向。
・運動麻痺・脱力:片側の手足に力が入らない(片麻痺)、物を落とす、立ち上がれない。
・言語機能の障害:言葉が出にくくなる(失語)、ろれつが回らない(構音障害)。
・頭痛・発熱の再燃:手術後に落ち着いていた頭痛の増強や原因不明の発熱。

これらの徴候は「遅発性虚血性神経脱落症状(DIND)」と呼ばれ、速やかな画像診断と緊急処置が求められる極めて危険な兆候です。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。