家相や風水の伝統的な考え方においても、敷地と道路を繋ぐ外構は「気」の入り口として最重要視されます。庭と風水の関係における運気の観点では、枯れた植物や淀んだ水たまり、乱雑に積まれた不用品は強い「陰の気」を放ち、家庭全体の活力を損なう要因と捉えられます。
ここで注目したいのが、玄関と庭が与える印象の違いです。来訪者が一時的に目にする玄関ポーチは、直前に片付ければある程度取り繕うことができます。しかし、敷地全体を包む庭の空気感は、日頃の生活態度や家庭環境のリアルな状態を嘘偽りなく物語ってしまいます。
家族の笑顔が絶えない家は、自然と庭先の草花にも手が行き届き、明るく風通しの良い空間が保たれるものです。逆に、家庭内でトラブルを抱えている時期は、庭の手入れが真っ先に滞る傾向があります。庭の荒れ模様は、家庭内のエネルギーバランスを測るバロメーターとも呼べる存在です。