里谷多英さんが世間を驚かせたのは、2003年10月のことでした。長野五輪での金メダル、そして2002年ソルトレークシティ五輪での銅メダル獲得を経て、まさに国民的アスリートの頂点にいた27歳のとき、かねてより交際していた男性との結婚を発表しました。
お相手は、同じスキー界で活躍していた元アルペンスキー選手の盛川義久さんです。共通の競技仲間を通じて知り合い、雪上スポーツという共通言語を持つ者同士として意気投合。約3年の交際期間を経てハワイで挙式を行い、スキー界のビッグカップル誕生として大々的に祝福されました。
しかし、幸せな結婚生活は長くは続きませんでした。婚姻届を提出してからわずか約1年4ヶ月後の2005年1月、突如として協議離婚が成立します。世間からは「あまりにも早すぎるスピード離婚」と驚きの声が上がりました。
明かされた里谷多英さんの離婚理由は、お互いの競技生活や仕事における「すれ違い」と「価値観のズレ」でした。現役モーグル選手として世界を転戦し五輪を目指し続ける里谷さんと、引退後にビジネスやインストラクターとして新たな道を歩んでいた元夫との間で、生活リズムや将来像に埋められない溝が生じてしまったことが大きな要因とされています。