卵白を始める前提条件として、まず「固ゆで卵の卵黄」をクリアしていることが必須条件となります。卵に含まれる主要アレルゲンのうち、強いアレルギー反応を引き起こしやすい成分(オボムコイド、オボアルブミンなど)の大部分は卵白に集中しています。一方、卵黄にも微量の卵白成分が移行することがあるため、まずは生後5〜6ヶ月頃から卵黄を耳かき1さじから始め、徐々に増やして卵黄1個分(約15〜18g)を問題なく食べられる状態を作ることが第1ステップです。
卵黄1個をクリアできたら、いよいよ生後7〜8ヶ月頃(離乳食中期・モグモグ期)を目安に卵白へとステップアップします。ここで焦って半熟卵や炒り卵などの不完全な加熱調理を用いるのは厳禁です。アレルギー専門医の臨床データにおいても、加熱不足によるアレルギー発症例が多数報告されています。必ず完全に火を通した固ゆで卵から取り分ける作業を徹底してください。
卵黄から卵白への移行期においては、赤ちゃんの消化器官や免疫機能が日々発達している段階です。「昨日大丈夫だったから今日も倍量にする」といった急激な増量は避け、2〜3日程度の間隔を空けながら、赤ちゃんの体調と皮膚のコンディションが万全な日を選んで進めることが鉄則となります。